木材を使わなくていい、ゴミが出ない、といったところがいいところなのに、どうしてブログやツイートを「書籍化」したがる人が多いのだろう。ネットが勝ったとか言いながら本音では印刷物である書籍のほうが上位概念だと思ってるってことになっちゃうような気がする。
漆器づくりに関する書籍を出しませんかというお話をいただいたことがある。「強烈に手こずる本になりますよ、読む前に読んどかなきゃいけない難解な本が百冊くらいあるような」と言って暗にお断りした。そんなものゴミだ。
しかし相手も流石の敏腕編集者で「では監修としても構いませんので」と着地点を提示してきた。なので私は「それなら私である必要はないですよね」と、とどめを刺してしまった。
私は、私に向けられているのが私への愛もしくは漆器への愛なのかであれば喜んで無私の労働に参加する。しかし、金儲けの匂いがしたら、それがたとえ私も金銭的に潤うものであっても、お断りする。そういうものから離れなければならない。
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